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イオラニ宮殿、オアフ島

イオラニ宮殿、オアフ島

  • NAME: イオラニ宮殿
  • WHAT: ハワイ国王の旧公邸
  • WHERE: ホノルル・ダウンタウン

ホノルルのダウンタウンにあるイオラニ宮殿は、米国で唯一の王族の公邸です。1882年から1893年までハワイ王国最後期の君主カラカウア王と、妹で後継者のリリウオカラニ女王が住んでいました。歴史的建造物として大切に保管され、一般に公開されています。

「陽気な国王(メリー・モナーク)」の愛称で親しまれたデイビッド・カラカウア王が築いた宮殿は、ハワイ王国の約束の象徴とされてきました。欧州の建築様式の影響を受け、王宮にはハワイ初の照明設備、水洗トイレ、電話がありました。内部は美しいコアの階段、印象的なハワイ王族の肖像画、高級感あふれる家具、世界各国からの贈り物や装飾品で豪華に飾られています。

1893年、反対勢力がハワイ君主制を打倒し米国暫定政府を樹立、ハワイ諸島は1898年に米国領土として併合されました。ハワイは1959年に米国50番目の州となり、イオラニ宮殿は1968年まで議事堂として使われていました。その後は何年も放置されていましたが、大規模な修復を経て1978年に一般に公開されました。

アメリカン・フィレンツェ様式を取り入れた謁見室、客間、ダイニングルームを巡って、ここで開かれた公式晩餐会や舞踏会を想像してみましょう。王族が生活していた宮殿を見学すれば、政権崩壊後、2階の寝室に幽閉されたリリウオカラニ女王の悲劇がより理解できます。地下では、剣、貴金属、国王と女王の黄金の冠など、昔のハワイ王族を象徴する品を展示しているほか、広大な庭には1883年にカラカウア王の戴冠式が行われたイオラニ・コロネーション・パビリオンがあります。

イオラニ宮殿の周囲には、他にも重要な施設が集まっています。サウス・キング通りを渡るとアリイオラニ・ハレとカメハメハ大王の銅像があります。イオラニ宮殿のすぐ裏にあるのは州議会議事堂と、州知事の公邸ワシントン・プレイスです。東には歴史的なカワイアハオ教会、市議会や市長事務所が入っているホノルル・ハレ、ハワイアン・ミッションハウス史跡史料館、西にはハワイ州立美術館、オアフ島の金融とアート・シーンを担うホノルルのダウンタウンとチャイナタウンがあります。

宮殿は火曜日から土曜日までオープン。自分のペースで見るのもいいですが、ガイド・ツアーもおすすめです。入場券販売窓口は宮殿の向かって左、州議事堂側です。オアフ島の最も重要な史跡、イオラニ宮殿。ハワイの歴史と文化を理解するためには外せないスポットです。